東洋薬学

生理前1週間がしんどいあなたへ1日300円、薬剤師とつくる「月のリズム入浴剤」

生理前1週間がしんどいあなたへ1日300円、薬剤師とつくる「月のリズム入浴剤」

生理前のだるさ、毎月「しかたない」とあきらめていませんか?
月のリズムに合わせて届く、あなただけの入浴習慣のお話です。


仕事が立て込む月末、予定ぎっしりの週末。
よりによって、体調がいちばん重くなる時期と重なる――。

「またこの感じか……」と分かっていても、
生理前の頭痛やイライラ、むくみや眠気は、
なかなかコントロールできません。

市販の入浴剤をその日の気分で選ぶのも、
たしかにささやかな楽しみです。
でも、「今の自分のサイクルに、本当に合っているケア」
まで考え抜かれているかというと、少し心許ないところもあります。

そんな“なんとなくケアしているけれど、決め手に欠ける”
というモヤモヤから生まれたのが、
おてまえの「おうち蒸し」から派生した
オーダーメイドの入浴剤サービスです。


月のサイクルに合わせて届く、「30日分のレシピ」

この入浴剤は、いわゆる「香りで癒やされる」だけのものではありません。

1袋あたり1日300円×30日分。
まず薬剤師によるカウンセリングを受けてから、
あなたの月経サイクルや体調に合わせた「30日分の入浴レシピ」が組まれます。

構成は、こんなイメージです。

・最初の10日分:ホルモンバランスをサポートするブレンド
・次の10日分:老廃物を流すことを意識したデトックス期のブレンド
・最後の10日分:心とからだをゆるめるリラックス期のブレンド

同じ30日でも、からだの状態は日によって変わります。
それに合わせて生薬の配合を変えていく――
いわば「カラダのための献立表」を、お風呂で実現したようなイメージです。


カウンセリングで聞かれるのは、「生理のこと」だけじゃない

カウンセリングは、薬剤師が担当します。
オンラインで、10分じっくり聞きます。

生理周期の日数や量、PMSの有無といった基本情報に加えて、
次のようなことも丁寧に聞かれます。

・生理前に出やすい不調(頭痛/だるさ/イライラ など)
・日中の過ごし方(デスクワークか、立ち仕事か)
・眠りの質(寝つきの良し悪し、夜中に目が覚めるか)
・ふだんのおうち蒸しの頻度

会話の中から、「今のあなたのからだが、どこで一番がんばり過ぎているのか」を
薬剤師が見立てていきます。

例えば、
「生理前はどうしても甘いものがやめられない」
「下半身の冷えが強くて、足先だけ氷みたい」
といった、あなた自身が“クセ”だと思っていることも、
生薬の配合を調整するヒントになります。


10日ごとに役割が違うから、「なんとなく」が「狙ったケア」に変わる

一般的な入浴剤は、
「今日はラベンダーでリラックスしようかな」
「今日は柑橘系でリフレッシュ」
というように、その日の気分で選びますよね。

一方、このオーダーメイド入浴剤は、
「今日はサイクル◯日目だから、このブレンド」
と、10日ごとに“役割”が決まっています。

例えば――

・ホルモン期
 → 巡りを意識した生薬で、次の生理に向けて土台づくり
・デトックス期
 → 汗をかきやすいブレンドで、むくみや重だるさをケア
・リラックス期
 → 自律神経をととのえることを意識した配合で、深い眠りへ

「入浴=その日の疲れを流す時間」から、
「未来の自分のために仕込んでおく時間」へと、
お風呂の意味が少し変わってくるはずです。


ある会社員・彩さんの30日ストーリー

ここで、実際にこの入浴剤を取り入れた
30代会社員・彩さん(仮名)の30日を、少し覗いてみましょう。

彩さんは、広告代理店で働く忙しい営業職。
もともと「おうち蒸し」を愛用していましたが、
生理前のどんよりとした気分や、夕方の脚のむくみは、
ずっと“諦めていた悩み”でした。

「生理前の1週間は、できれば予定を入れたくない。
でも、仕事だからそうもいかないんですよね」

そんな彩さんが、この入浴剤を始めた最初の月。
薬剤師のカウンセリングを受け、
「むくみが強いデトックス期を、少し手厚くしましょう」と
ブレンドを調整してもらいました。

1週目。
最初の10日間は、いつもより汗をかきやすい気がして、
お風呂上がりの脚がスッと軽くなる感覚が出てきました。

2週目。
生理前の「どよん」とした気持ちになる頃、
いつものような“押しつぶされる感じ”が、
少しだけマイルドになったように感じます。

3週目。
リラックス用のブレンドに切り替わる頃には、
「最近、夜中にスマホをダラダラ見なくなったかも」
と、眠りの変化に気づき始めました。

劇的な変化ではありません。
でも、彩さんの手帳には、こんな変化が出てきました。

・「生理前だから休みたい」と書いていた印が、
 「ここは少しペースを落とす」に変わった
・月に3回あった「頭痛薬」のメモが、1回に減った

本人の感覚としても、
「“寝込むレベルの不調”の日がなくなった」
という実感があったそうです。

※あくまで個人の体験談です。


「おうち蒸し」と組み合わせて、“無理しない養生スケジュール”に

既に「おうち蒸し」を取り入れている方なら、
この入浴剤は、相性の良い“相棒”になります。

例えば――

・からだをしっかり温めたい週は、「おうち蒸し」をメインに
・時間がない平日は、入浴剤でさっとケア
・デトックス期は、おうち蒸し+デトックスブレンドで集中ケア

こうした全体のバランスは、すべて薬剤師が見てくれます。
「温めすぎて疲れないかな?」
「この不調のときは、蒸しとお風呂、どちらを優先したらいい?」

そんな細かな不安も、次のカウンセリングで相談しながら
翌月のブレンドに反映されていきます。


2ヶ月目から、入浴剤が“あなたのカルテ”になっていく

このサービスの特徴は、
「作りっぱなし」では終わらないことです。

1ヶ月使い終わったタイミングで、
簡単な振り返りをしていきます。

・どの時期のブレンドが、いちばんしっくりきたか
・物足りなかった点、逆に強すぎたと感じた点
・おうち蒸しとの組み合わせで感じた変化

その結果をもとに、次月の30日分が再調整されます。
少しずつ、自分のからだに合う方向に“微調整”されていくイメージです。

毎月届く入浴剤のセットが、
そのまま「自分のからだの変化を記録したカルテ」になっていく――
そんな感覚で続けられるのも、魅力のひとつです。


「ととのっている日」が、手帳の中に増えていく

もし来月のカレンダーを開いたとき、
「この週は、少しラクに過ごせそう」と
自分で見通しが立てられたら、どう感じるでしょうか。

・大事なプレゼンの日を、生理前のいちばんつらい日にぶつけない
・予定を詰め込みすぎず、「ゆるめる日」を先に確保する
・“なんとなく不調な日”を減らしていく

1日300円。
コーヒー1杯より安い金額で、
そんな「からだとの付き合い方」を整えるきっかけを持てるとしたら――
それは、これからの自分への、かなり良い投資かもしれません。

ついでに家族まで暖まります。


まずは、自分のリズムを知るところから

この入浴剤は、
「とりあえず試しに1回だけ」というより、
自分の月のサイクルを理解し、向き合っていきたい人のためのサービスです。

・毎月やってくる不調を、ただやり過ごしている
・おうち蒸しは好きだけれど、日々のセルフケアは手薄になりがち
・生理前後のゆらぎを、“頑張り”でねじふせている

そんなあなたへ。

カウンセリングでからだの声を言語化し、
それに合わせて生薬を配合した入浴剤が30日分届く。
さらに、次の月にはその結果を踏まえて調整が入る。

「なんとなく自分のからだに振り回されている」から、
「自分のリズムを理解して、味方につけている」に変わる第一歩を、
お風呂から始めてみませんか。

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